
世の中「普通」で溢れている。
普通に学校へ行き、普通に生活し、普通に仕事をして、普通に結婚し、普通に家庭を築く。
それって「普通」じゃん、とか「普通はそうだよね」とか。
「普通」を辞書で引くと以下になる。
いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。
ということは、辞書に従えば、わが子は「普通ではない」ということになる。
普通の反対語は、文脈によっていくつか考えられるが、例えば、「異常」や「珍しい」、「特別」、「個性」など。
そう言われれれば、子どもと散歩していて単語にならない声を上げると周囲の人たちは「珍しいもの」を見るように振り返る。
特に子どもたちは好奇の目で見つめてくる。
「なに見とんねん」とも言えない。笑
でも私にはわが子との日々の暮らしが「普通」であり、世で言う「普通」の子育ては脳症発症時から止まっている。
だから何だ?ってことなんだけど、言葉や環境なんてものは、見る人や状況によって全く違うものなるってこと。
それが理解できたのはすごいことだよ、うん。