
障害福祉サービスを勉強し始めた頃はサービス名称も内容も何もまったくわからなかった。
共同生活援助、生活介護、就労継続支援B型、就労継続支援A型、就労移行支援、自立訓練 etc.・・・
特に「A型」「B型」って何よ? 何が違うのさ? みたいな。^^;
今となっては、就労継続A型は最低賃金が保証されて原則2年。
就労継続B型は最低賃金と利用年数制限がないこと。
「共同生活援助」というサービスがグループホームということ、など。
で、グループホームってどんなところか、ということも自ら運営に携わってみてようやくわかった(気がする)。
これも、福祉に関わることになって初めて理解できたことで、そのままサラリーマンをやっていたら一生知らなかっただろうなと思う。
障害福祉サービスを利用しようとすると「受給者証」が必要になる。
それぞれの行政にて区分認定調査が行われ、支援区分が決定される。
区分は1から6まであり、支援度が高い方ほど区分が高くなる。
ちなみに、うちの子は区分6で最も重い障害という認定だ。
ただ区分6でもかなり幅がある。
どう見ても区分6という方と区分5よりの区分6の方では支援内容も大きく異なる。
また、行動障害のある方は、同じ区分6でも支援内容が異なる。
ちなみに、うちの子は強度行動障害と認定され、支援がとても困難とされる。
障害福祉サービスというものは基本的に法人格を持っている団体なら参入できる。
だからこそ、運営する団体によって良し悪しが分かれてくる。
利益重視に走るとサービスの質が落ちる。
サービスの質を上げようと努力すると運営する団体にお金は残らない。
今の日本を見た時に、将来障害者サービス(だけでなく介護サービスも)の質は保たれるのか心配だ。
まだまだ考えること、やることは、グループホーム運営事業者としても障害者を育てる親としても多くある。
これからこれから。
1歩1歩確実に前に進まないとなぁ。
と、いうわけで、このお話はまた次回に。